「介護していて辛い」と言えない辛さは、なぜ起きるのか?

親の介護を続ける選択をした

会社勤め、サラリーマンをしながら、親の介護をしてきました。

振り返ると、30代の中盤前辺りから、
この「親の介護問題」と付き合ってきています。

そして、もちろん、今もなお、続いています
そして、今後も続いていきます

プロフィール」や「当サイトについて」にも書きましたが、
働き方、生き方を変えて、
捨てるもの、捨てないものを決めると言っても、
この親の介護問題に関しては、続けていくもの、付き合い続けていくものとしました。

もちろん、毒親(我が家も、多少この節があります)などで
親だからといって「介護しなくてはいけない」というわけでもないので、
「介護しない」という選択もあると思います。

ただ、色々な事情(と感情)から、
介護するという選択をとる方はいて、自分自身もその一人です。

そういう自身の体験や考えから、
物理的に(金銭的、体力的)にも厳しい介護が、
なぜ、精神的にもキツくなるのか?
について、徒然にまとめてみました。

本記事は、「これを読めば○○が解決する!」といった類の記事ではなく、
親の介護について考えてきたこと、思ってきたことを、
徒然に書いていくことで、同じような背景をお持ちの方と、
多少なりとも何かをシェアできたら、というための記事です。

介護の何が辛いのか?を考えてみる

親の介護が大変、辛い、キツイと思う(思ってしまう)原因は、
たくさんあります。

金銭的な問題体力的な問題といった物理的な問題はもちろん、
精神的な問題も大きく加味します。

(氷河期世代ということで、すでに自分自身の年齢も上がっており、
色々なもののキャパシティーが減り、キャパオーバー状態が起きる。
ということは、一旦置いておきますm(__)m)

その、大きくいくつかある原因のひとつは、
「介護が辛い」「介護が大変なんです」
と言えないということだと思いました。

どこで言えないのか?というと、
「会社で言えない」ということです。

正確にいうと、言わない、なのかもしれません。

言うな!と禁じられているわけではないので、
言いづらい、敢えて言わない、ということですが、
(体感として)言えない、ということです。

とある会社(300人程度)に勤務していた際、
同僚の中にも、親の介護問題を抱えている方が、2人いましたが、
たまたま、あるきっかけとなることが起こり、
お互いに伝え合うまでは、一切そのことをお互いに知りませんでした

(これは、私が知っているだけで、他の同僚はその方たちが、
親の介護があることを知らない人もいました。
同様に、私が知らないだけで、他にもいらっしゃった可能性は大いにあります。)

少なからず、「自分だけではないんだ」と思ったことで勇気が出たことを覚えています。
やはり共感ができるということは、非常に大きな意味を持つと、実感しました。


一方、
働くママ・働くパパといわれる、育児を抱えている方に目を向けると、
誰が、育児との両立を抱えているのか、知らない人はいないわけです
(多くのケースで、なのでもちろん、例外の方はいらっしゃいます。)

常日頃から、
「育児が大変で」や、「お迎えがあって」や、「子供が病気で」などの会話は、
ママ・パパ同士ででも、その他の方とも話しており、
常にいたる場所から聞こえてきます。

特定の会社だけではなく、
自身が属していた全ての会社(転職歴があるので複数の会社勤務経験がある)で、
同様でした。

「介護が大変」と言わない理由は主にこの5つ

育児に関しては、常日頃から、あちらこちらで会話がなされているのに対して、
では、なぜ、親の介護問題を抱えている場合、言わないのか?ということです。

会社で、「介護が大変」と言わない理由とは何か?
育児両立と介護両立、この違いは何だろうか?、と。

自分の経験の中で(かつ、お互いが同じ環境に身を置いているということを打ち明けあった方々とお話した中で)、
育児問題が会社という場所において、
活発に議論され、アピールされ、言いやすいのは、
主に、この辺りが起因しているのではないか?と考えています。

※あくまでも私見ではあります

  1. 時代の潮流と風潮
  2. 会社アピールとしての扱いやすい
  3. 資金がつきやすい
  4. 一旦の終わりが見えている
  5. 明るい話題として取り扱える

日本の少子化問題に対し、とにかく子供の人数は増やしたい。
その目的があるので、世の中のムードも、そのように作られ、そのようになる

世の中がそうなっていけば、当然
働くママ・パパの働きやすさや権利が守られなければならない、
という風潮が当たり前となる。

そうなれば、世の中としても、会社としても、
制度改革等を放置することはできない。
会社は、どうせなら、むしろアピールポイントとして使う
というケースが多い。

ただ、
40代前後の現役世代が介護離職してしまうといった
介護問題も、本来は、相当大きな問題なはずです。
(10代から親の介護をされている方もいるので一言では言えませんが)

ですが、
世の話題としては、圧倒的に、育児問題が取り上げられることが多く、
また、(会社員が介護問題と両立する上での)制度面での充実も、育児問題の方が手厚いです。

例えば、記憶が新しいところで、新型コロナウィルス感染症が起きた時。

働くママ・パパには、特別有給制度が用意されていました。
会社としても、これらをすぐに案内したり、労務手続きなどのサポートを始め、
それでも個々の不満がある場合などもそのケースごとに調整をしたり、と
かなり手厚く対応していました。

一方、親の介護をしていても、特別有給制度はありません。
(特に新型コロナウィルスの場合は、高齢者が罹患すると重症化リスクが高いため、
非常に対応難易度が上がり、平時と比べ、介護と仕事の両立は難しくなります。)

小学校休業等対応助成金が出たことで
このようになったわけです。
つまり、両方とも、問題は深刻なのに、
資金がつくかつかないか、で差がでます。

ここまでは、
現実的な話で、残りの2つは少し毛色の違うお話です。

会社における育児問題は、概ね、
小学校卒業までです。
(本当の意味での育児の卒業は、もっと先だと思いますが
あくまでも、仕事との両立という意味合いで)

ある程度先が見えていて
その区切りの期間が終われば、また”普通の”働く人々と同等になるという前提です。
あと○年間というところで、個人としても会社としても予定が立てやすいと思います。

しかし、介護の場合、
いつ終わるのか?という区切りは無く、予定は立てられません。
3年で終わるかもしれないし、30年続くかもしれないのです。

そして、
その、「終わる」という話は、ほとんどのケースでは、死去を意味します。
といったように、取扱う問題として、ポジティブ要素よりも、ネガティブ要素が大きい

育児は、未来に向かう話であり、前向き感があり、明るい話題も多くある傾向がある。
一方、
介護は、終焉に向かう話であり、一般的な話に比べて暗い話題になってしまう傾向がある。

このあたりは、
親の介護問題を抱えている自分達自身も自覚しているため、
周りの人たちに、あえて暗い話を振りまくのも、と思う節はあります。

もっともっと色々な要因はありますが、
ざっとまとめるとこの辺りです。

働き方を変えるという選択肢

最近は、ちらほらと、例えば芸能人の方が
「実は、十数年に渡って親の介護をしていました」
などと打ち明けたりする番組もあったりします。

ちらほら、という辺りですが、
でも少しづつではありますが、増えてきています。

例えば、こういうことの蓄積が、
風潮を変えていく流れを作っていくとは思います。

今後、介護離職は増えるわけで、
大切な労働力が失われるという観点では、
非常に重要な問題のひとつだと思います。

会社に勤めていて、仕事との両立の難しさ・大変さが言いやすくなり、
言うことで、言いやすい環境が徐々に整い・・という流れができていくことが一番ではありますが、
現実はそんなにすぐに変わらないかもしれません。

自分自身も、働き方・生き方を変える選択をしました。

大変さを抱えながら、
そして、自身がそこそこの歳になってきて、
気力も体力も、なんとかならなくなってくる。
そんな擦り減る日々にピリオドを打つ選択もある、ということに気づきました。

もし、同じような境遇の方がいらっしゃったら
ひとつの選択肢として、ピリオドを打っちゃった人間がいる、ということを知っていただき、
少しだけ前向きな気持になっていただければと思いました。


末筆ですが、
20~30代とは違って若くはないため、「自分自身が心身ともに健康であること」も、非常に重要だと思っています。
そのような観点からも、近しい境遇で同じような想いをお持ちの方と共有していくことの重要性も感じ、今後も介護に関する記事も書いていこうと思っています。

インナーオリジン(InnerOrigin)のビジネスに興味のある方は、ぜひお問合せください。 インナーオリジンのアフリエイトビジネスはご紹介のみ登録が可能です。

ご質問、ご相談も含めて個別に対応いたします。
お気軽にお問合せボタンよりお知らせください。

私の徒然プロフィールにも書きましたが、今までちゃんとやってきたからこそ、今の生活を変えることは恐怖です。

でも、新しい働き方を模索している方、在宅ワーク、副業を一度でもお考えの方、ぜひインナーオリジンを始めませんか